事務所通信 8月号

◆ 最低賃金全国加重平均が1004円に

令和5年の地域別最低賃金について事務所通信7月号で1002円になる見込みとお伝えしましたが、全国の改定額の答申が出そろったところ全国加重平均が1004円となることが発表されました。物価高や人手不足の影響で隣接都道府県との人材獲得競争のため、目安額に上積みする県が増えたことが考えられます。全国の改定額答申によると、東京・神奈川・愛知などは41円の改定、千葉県は42円の改定予定です。これにより令和5年10月1日改定となる主な都県の最低賃金は以下の通りです。

東京:1,113円

神奈川:1,112円

千葉:1,026円

愛知:1,027円

現在時給制で働いているパート労働者を雇用している事業主は、最低賃金引上げに比例し時給単価の引き上げを予定しているところも多いと考えます。しかし、配偶者の扶養範囲内で働くパート労働者の場合は「年収の壁」を超えないため、年末に向けより一層労働時間の調整に入ることが予想され、人手不足に拍車がかかる見込みです。

◆厚生労働省の2024年度予算は33兆7千億円要求の見込み

厚生労働省が2024年度の予算について概算要求額を固めました。高齢化による社会保障費の増大がその大部分を占めますが、重点目標としてマイナ保険証普及推進、新型コロナ以降の新たな感染症への備えとして国立健康危機管理研究機構設立などが計上されています。

その他、従来から政府が力を入れてきたDX推進、リスキリング関連のほか若年性認知症対応にも予算がとられています。2024年度は診療報酬・介護報酬の改定時期となりますが、詳細は年末までに詰めていくようです。

また、最低賃金の大幅上昇による年収の壁を超えたパート労働者は、新たに社会保険の加入対象となることで手取り額が減ることが予想されますが、それに対して予算措置を講ずるとされていますが、詳細はまだ明らかとなっていません。

所長のつぶやき

電子申請などの活用によってリモートワークが可能な所長は、今年は思い切ってお盆の時期をずらし8月下旬に帰省することにしました。帰省してもPCさえあれば、どこでも仕事はできるなと改めて実感しました。お盆をずらしたとしても新幹線や市街地には人があふれ旅行者でいっぱいですね。行動制限のない夏を皆さん謳歌されていましたが、まだまだ厳しい残暑が続くようですので、熱中症やその他感染症の予防を忘れずに皆さま体調にはお気をつけください!